いろんな体臭の原因と対策

「わきが」は正式には腋臭症(えきしゅうしょう)と言いますが、世間一般の認識ではやはり「わきが」が一般的です。

古くは奈良時代頃には「脇草(わきくさ)」など呼ばれ、「わきくそ」「胡臭・狐臭」など様々な呼び名に変わって行き、その後「腋香」「あり香」「わきの香」「わきのか」と変わり、江戸時代頃には「わきが」と呼ばれるようになったのが現代まで続いているようです。

わきがは病気ではなく遺伝で発現するものなので、家系の中に腋臭の方がいれば腋臭になる確率があると思ってください。外国人の8割~9割は腋臭体質なので外国の血筋ですと腋臭になりやすいはなりやすいですが、外国ではわりと普通の事だったりします。

・わきがの原因

わきがの原因はわきの下などに多く存在する、汗を出す汗腺と言うものの中でも「アポクリン腺」と言う汗腺が原因となります。

脇以外の場所にも耳や鼻の頭などにアポクリン腺が多少あったりしますが、日本人は殆ど無いのと細菌が繁殖し易い場所ではないので、腋臭の様な臭いはしません。

「アポクリン腺」からの分泌物自体は無臭だそうですが、それが脂肪分や他の分泌物と混ざり、皮膚や腋毛の常在細菌によって分解される事によって腋臭の臭いを発するようになります。

・わきがの臭い・症状

腋臭の臭いは汗の臭いとはまた別で、ゴモウやネギなどに近い臭いがしたりするのですが、個人差があるのでコレ!と言った臭いではないようです。個人的認識だと苦味のある臭いと言った感じですがこれも人によるかもしれません。

「アポクリン腺」からの分泌物は白っぽい色ですが、衣服などに付着すると黄色いしみを作ったりしてしまいます。

アポクリン腺はわきの下以外にも陰部や乳輪にもあり、ここからも腋臭臭が出ることがあります。これを一般的には「すそわきが」と言って区別されています。

・わきがチェック

人は臭いに慣れてしまうので自分の臭いだと分かり辛かったりはしますが、強烈な臭いであれば判断がつくのでまずは嗅いでみましょう。

しかし、臭いはするけど腋臭かどうかわからない場合もあるかと思いますので、他の確認方法ですが、

まず家系に腋臭の人がいるかどうかです。腋臭は遺伝するので、もし血筋に腋臭の方がいた場合腋臭の可能性が高くなります。

もう一つは耳垢が湿っているかどうかです。耳のアポクリン腺は少ないのですが、そこが湿ると言う事は体全体のアポクリン腺も多い可能性が高い、と言う確認方法です。

他にも、脇染みが出来る、腋毛に白い粉が付着する、などが腋臭の確認に役にたちますが、上記よりは不確かな確認方法です。

あとは知人への確認や、最終的には専門のお医者さんに見てもらうのが一番確実なので、調べてみたけどわからず、どうしても気になると言う方はお医者さんに相談しましょう。

・わきが治療・対策

1.腋毛の処理・脱毛

腋毛は汗や分泌物を留める作用があり常在細菌も毛に多く付着しているので、処理・脱毛する事によって腋臭症を抑えることが出来る。アポクリン腺からの分泌が減る訳では無いので、匂いを消し去る事は出来ない。

2.消毒、制汗

エタノール液や市販の制汗剤(たいていは殺菌作用がある)を使用し常在細菌を殺菌すれば、臭いの元になる物質ができないので消臭対策となる。

※毛があると奥まで殺菌できない可能性があるので、毛の処理をした方が効果が高いです。

また、制汗剤(汗を抑止する作用のあるもの)であれば汗を押さえられるので、制汗作用がある物を使用するとより効果的です。

3.ボトックス注射

ボツリヌス菌と言う名前を聞いた事がある人は結構いるかと思いますが(乳児がハチミツを食べると乳児ボツリヌス症になるとかは結構有名な話かと思います)、

そのボツリヌス菌を注射する事により、わきがを押さえられるというのは驚きですね。ボツリヌス菌を注射すると汗の分泌を促進させる神経伝達物質を抑制して、発汗を抑制できるため臭いを押さえる事ができます。

しかし1回の注射で4~6ヵ月間程度までしか効果が無いので、切れたら毎回通わなければなりません。

4.手術

手術の方法は技術の進歩と共に色々と増えてきていますが、多くはやはり脇を切開して治療する方法が殆どです。

最近、マイクロウェーブ法「ミラドライ」と言うのが流行っていて、これは皮膚を切開せずにマイクロウェーブ(電磁波)を照射する事によって汗腺を破壊する画期的な方法です。

切開はやはり抵抗があるかと思いますので、この方法が流行して値段が安価になれば、世の中の腋臭に悩む方も非常に助かりますね。

以上腋臭の豆知識から対処方までざっと書きましたが、詳しくまとまったらまた書き足していこうと思います。